ノートル@リベルターブル

リベルターブルのミルフィーユが早くも切り替わりました。
今回は目にも鮮やかなこちら!

ノートル(680円)です。

長野県長野市松代地域の杏を用いたミルフィーユです。
聞けばリベルターブルは、当地に2本、杏の樹を買い付けており、このガトーに使っている杏はシェフとスタッフで収穫して来たものだとか。
杏ってあまり身近な果物ではないですけれど、シェフにとっては随分思い入れの有るものなんですね。

そんな杏、旬も短く今まさに青果コーナーにも並ぶもののその期間は約半月。
このようにガトーとして目を引くものに仕上げられていなければ気が付かないうちに終わってしまいそうな果物ですが。

ぱくり。

!!!

こ、これは!

杏が超絶鮮烈です!!

とにかく杏がまさに生果に勝るフレッシュ感。果肉が弾け香りが溢れ、迸る果汁はコンポート加工の不自然さが有りません。何と言っても桃か!と突っ込みたくなるような外皮付きなのがレア感満載。
このすっきりとした尖りの無い甘酸味は本当に初めて味わう至高の味わい。非の打ち所が有りません。
生の杏を使ったコンポートって、こんなに生き生きとしたものだったのですね。

そんな杏を包み込むのはオリーブオイルとショコラブランのクレームパティシエール

オリーブオイル?!

が、正直オリーブオイルは感知出来ず。
頭で分析するならば、おそらくバターと酸味を合わせた場合は酸味はバターの脂っこさの緩和役として働きますが、オリーブオイルと合わせた場合はドレッシングのように相乗効果的に共鳴し合うものかなと。ショコラブランは多分ホワイトチョコのことなので、オリーブオイルで軽くした油分にショコラならではの濃厚な脂質とコクを調整したのかと。

まあ、人が考えたものにあれこれ言ってみるのは簡単ですが、どんなインスピレーションでこんなカスタードクリームが生まれたのか。
配合は何であれ、プリンプリンなカスタード、くどさも無い上に杏と寄り添う名優です。
見えにくいですが、クリームの中にも杏がたっぷり入っています。

そんな全てを両脇からがっしり支えるフィユタージュは前のものよりキャラメリゼがしっかり。甘くパイ一層一層がカリカリで凄く美味しい。ここがしっかりしているので、強烈なフィリングにもひけを取りません。

ああもうこれ絶品過ぎます。今月いっぱいはもたずに終了予定なんて切な過ぎる。ホール2台くらい食べておきたい。
それにこの美味しさをたくさんの人に知って貰いたいなぁ。

ノートル=「私たちの」
様々な人の想いが込められた逸品です。

ごちそうさまでした。