クールジャポネ@リュードパッシー

世の中苺、苺の季節。
けれど今が盛りの柑橘類。
黄金色が美しいです。

クールジャポネ(626円)です。

とはいえめっちゃチョコレート、普通に生地はスポンジ。どちらかと言えば避ける系統。
ただ金柑のスイーツという珍しさに惹かれて買いましたがこれいかに。

ぱくり。

!!!

これまたなんちゅー口溶け!

スポンジの「もしょっ」という粉感もチョコレートクリームの脂感も感じさせずに味わいの余韻だけ残してすっと消えます。

ふむふむ。お店のブログを見れば、ほうじ茶とオレリス(黒糖風味のブロンドチョコレート)、グランマルニエに漬け込んだ金柑のケーキだとか。

金柑お次にほうじ茶来たか!

因みにブロンドチョコレートとはヴァローナ社が開発した、ホワイトチョコレートキャラメリゼしたものであり、ミルク、ビター、ホワイトに続く第四のチョコレートと言われているそうです。

金柑は、普通に生食する私からすれば、良い仕事をされているなと感じる穏やかな甘味と苦味に処理されており、ねっとりと切りにくい堅さはあれどクリームによく馴染んでいます。
ホワイトチョコに黒糖、確かにかなり甘い素材ながら、ほうじ茶のひなびた芳ばしさ、金柑のほろ苦さ、グランマルニエの同系統ながら風味を付加するアルコール感が混ざり合い、非常に構成の妙味に優れています。どこかコーヒーにも似た味わいです。

一番下のチョコレートスポンジの上にカリカリナッツのフィヤンティーヌが一層。この食感と芳ばしさがまた咀嚼による香気を拡散させ全体的なベクトルを集約させており、最後まで意識を反らさせません。

これは奇をてらったかのように贅沢な素材を使いまくりながら、完璧にその持ち味を支配し活かし切っています。

パティシエという人は凄いものですね。

トップの板チョコも、飾りにとどまらずナッティな苦味を合わせ持った味のあるチョコ。

クールジャポネ…直訳、日本人の心。
何やら深いものを感じるのは私だけでしょうか。。

因みにフランスにもkumquatと呼ばれる金柑が有るそうです。

ごちそうさまでした。