モンブラン・オマージュピエールエルメ

ピエールエルメ期間限定。
更に行きます。フェティッシュオマージュ。

モンブラン・オマージュ(864円)です。

ぱくり。

ねっとりとしたマロンクリーム。洋梨風味とのことですがあまり分かりません。
最近のマロンクリームは、同じ「和栗」のものであってもかなり味も食感も異なりますし、秋意外にはモンブランを食さない私としては、そもそも「洋栗」は香りが薄く味と色が濃いくらいにしか分かっていませんし。

化け物チック(失礼)に飛び出たメレンゲはふんわり軽く、ほとんど食感が有りません。

断面図。

ナイフでマロンクリームがなびれてしまって画像からは分かりにくいですが、半球形のメレンゲ が内部、且つモンブラン天頂部の形成を為すが如く、マロンクリーム直下の頂上部分に白いシャンティクリームと同色同化して入っています。
が、こちらもあくまで甘さ担当。

シャンティクリームも洋梨風味とのことですが、これまた全体を一度に食べるので、良くも悪くもあまり分からず。

さすがにタルト台はエルメの名に相応しいレベルの高さ。先日のロタンティックも秀逸でしたが、こちらはより技巧的と言いましょうか。
ロタンティックが粉や焼きによりそう感じが有るのに対し、エルメは粉や焼きを完全にコントロールしている感じ。エルメのガリガリのタルト台は私の好みを絶対に外しません。

アーモンドクリームの中には洋梨が焼き込まれその上にも洋梨のコンポート。これらは明確にジューシーです。

お値段相当のモンブランかと言えば微妙ですが、エルメのスイーツにしては甘さもまとまりも日本人好みの範疇。試してみたら好みに会わず…という結果にはならないモンブランではないでしょうか。

因みにグラススイーツのエモーション・オマージュはクリームが多過ぎて完食出来ず、エモーションが無理だとタルト・オマージュはもっとクリームベースなので合わないでしょうと店員さんに言われましたので見送ります。

と、いうことで今回のエルメのフェティッシュオマージュ。
今やマロンと洋梨の組み合わせは割りとオーソドックスになっており、そこまで個性を感じないまでも秋らしいエルメを味わいながら個人的には終了。
一番好みだったのはシュー・オマージュでしたね。

正直、フランス人の粉への執着に日本人が及ばない(かもしれない)ように、日本人の栗への執着は、フランス人以上のように思います。
そういう意味でも今や日本の和菓子、洋菓子店が目の色変えて凌ぎを削る日本においてややフランスレシピは分が悪いかもしれません。
季節の秋栗は、普段はそこまでではない日本人でも、栗ごはんや煮物のような食事系も含め、心のどこかで待ち焦がれている食材の1つではないでしょうか。

思い出すな~。
子供の頃に栗拾いに行って、野生の猿とコンニチハした時のことを…(どこだったんだ?)。

ごちそうさまでした。