白桃のタルト@メゾンジブレー

見てしまったら買わない訳には行きません。

白桃のタルトです。
天候不順もあり、今期は出荷量も少なかった桃。
しかもこの時期は既に黄桃に切り替わり、タルト生使いに適した白桃なんて皆無に近いのではないでしょうか。

恐らく今季最後の白桃。
それをメゾンジブレーさんのタルトで迎えることが出来たことに感無量です。

ぱくり。

…。

ある意味想定内の季節終盤の固さと甘さ。
けれどそれがある意味、桃在るがままの意義を感じさせてくれます。

一律的に甘いだけでない桃、一律的に柔らかいだけでない桃。けれど確かに私が心から愛して止まない桃、そのもの。
それだけで人を満たし得るということ。

ただ受動的に与えられる味を受け止めるだけでなく、こちらから味わい貪り尽くす。その行為のなかで新たな桃の力を感じ取る。それがまた、新たな感動に繋がります。

この時期にしかも催事までカバーする量の白桃を調達するにはどれだけシェフも生産者さんも努力を重ねたことでしょう。

仕入れられなければやらなければいい、その常識を覆す、この盛り盛りの白桃に、ただため息がこぼれるばかり。

因みにこのタルトの影の立役者が、飾られていた一片のレモンバーベナ。これ、ハーブティーなんかに配合されているのを飲んだことはありますが、生葉を食したのは初めて。
鮮烈な清涼感が、口の中で最高の立体感を生み出しています。
ハーブというのも、フルーツに負けない力量を秘めていますね。しかも体にダブルで良さそうです。

さあ、明日はメゾンジブレー最終回です。