どん!と半割り桃が乗った、絶品タルトが有ると聞き、勇んで行ったら何と前日にて今季終了!(泣)
その代わりにお目見えしていたのがこちら。
タルトネクタリーヌです。
その名のとおり、ネクタリンのタルトです。
ネクタリン…。
正直興味ない、というか、わざわざ自分では選ばない果物。
ですがわざわざ恵比寿まで来たのです。
いただきます。
ぱくり。
!!!
めっちゃパッションッッ!
なんとてんこ盛りのネクタリンの内部には、酸味迸るパッションソース。
いえ、勿論、カスタードクリームも有るんですよ、それにラズベリーソースまで隠れてる。けれど主役はまぎれもなくパッション!
種のプチプチが弾けます。酸味が全身を駆け巡ります。鮮やかな色が視覚から脳に走ります。
ソースというよりほとんどフレッシュそのもののパッションフルーツ。パッションフルーツをこんなにも衝撃的に味わったのは初めてです。
意識を戻しまして味わいますネクタリンは皮付き。
ネクタリンってこういう味のものだったのか(笑)。私はもう少し甘味や酸味がはっきりしている果物のほうが好きかな。
ちょこんと二粒乗ったデラウェアもギュッと甘味が詰まって美味しい。
台座は春巻の皮を思わせるパリパリのパータフィロ。
写真では分かりにくいですが、このパータフィロの重なり方が何とも美しい。
その中にはたっぷりのアーモンドクリーム。砂糖の甘さは控えつつ、アーモンドとバターの甘さがじっとりと濃密です。
まるでギリシア芸術の如く恐ろしく美学を感じる逸品。
これはかえすがえすもタルトペーシュを食べ逃したのが悔やまれる…。
レザネフォール、明日に続きます。