抹茶のオペラ@沢村

続きましては抹茶好きとしては見逃せない!

抹茶のオペラ(604円)です。

ベーカリーながら、沢村はオペラに思い入れでも有るのか、以前にもオペラを出していましたね。
さて今回の出来やいかに。

ぱくり。

抹茶のアーモンドビスキュイ、抹茶シロップ、抹茶のバタークリーム、抹茶のガナッシュ、抹茶のチョココーティング。

オペラながらチョコレートの層を作る事なく完全に抹茶尽くし。

けれどビスキュイがかなり柔らかめ。いわゆる本格的なオペラのみっちりとした弾性のあるタイプではないんですね。
抹茶シロップを含んでしまうと、生地の存在感が弱くなってしまい、バタークリームが少々浮きます。
更にガナッシュも柔らかく、なんて言うか舌になびれる感じで抹茶を打ち消す脂肪感がまず来てしまう。
ただ、ジャンクになってしまうかと思った抹茶チョココーティングが意外と甘さ控え目でなかなか食感的にも味的にも良い感じ。

こんなに徹底的に抹茶なのに、抹茶を出し切れないって、やはり難しいものですね。

これでもかこれでもか、と言う沢村の意気込みはヒシヒシと感じらるだけにちょっと切ない。
むしろロールケーキ系で抹茶をやってみて欲しい気も。

ごちそうさまでした。

グリオットチェリーとショコラのシフォンロール@沢村

ルンルンルミネ、ルミネカードで10%OFFっふっふ~♪
と来れば、NEWoMan沢村。
買うしかないないでしょ、大々大好きなルヴァン(丸ごと買ってしまえ~!)にガーリック・ノワ(5本喰うてしまえ~!)~♪

んでもって、覗く冷蔵ケースにこのタイミングで新作ケーキがガンガン出てるではありませんか!

はい、グリオットチェリーとショコラのシフォンロール(518円)です。

いつもなら、ロールケーキ系もショコラ系も生クリーム系もパスの私ですが、ルミ姉の買うなら今でっせ!という囁きが(恐るべし)。

けれどもたまに買うとロールケーキって、ぐるんってしてる姿が健気で可愛いですね。

ぱくり。

あ~…。

うん、ココアですね。
いわゆるフランス的、パティスリー的なショコラではなく、馴染みのあるライトなココア味。
シフォン生地なだけあってふんわり、非常にベーシックでありながら、パサつき感の無いところは流石ですね。アステリスクのシフォン生地のような個性的な食感はありませんが、模範的な食べ心地。

クリームは薄くショコラクリームを巻き込みながらたっぷりなかなか重め甘さ控え目の生クリーム。
その中にはグリオットチェリーがポツンポツンと。フォレノワールに使われているアレですね。
正直、生地のココア感からだと、このチェリーより寧ろ定番過ぎかもしれませんが、バナナのほうがベストマッチな気がします。

ケーキを買った、と思うとちょっと物足りない気もしてしまうこちらですが、「ロールケーキ」というものはそもそもショートケーキと同じで「本格的」なコテコテ感より、ほっとするようなオーソドックス性が指向されているものかもしれません。

だとしたら、このロールケーキは、このシフォン生地の頼もしい厚さ、気取りが無いながら癒し度数高めのココア感、安定の生クリーム、そしてちょっと季節感と大人テイストのグリオットチェリーと、3つ星レベルのロールケーキかもしれません。

ごちそうさまでした。

トゥルト・ドゥ・セーグル@VIRON

バゲットにクロワッサンが高名なVIRONにて、自家製酵母ライ麦100%のこんなコ発見!

トゥルト・ドゥ・セーグル1/4カット(405円)です。
実はこちら、渋谷店では平日のみの販売で、土日祝日に渋谷店にしか行った事の無い私はこちらの存在を全く知らなかったのです。
今回初めて丸の内店に行ってみたところ、土日祝日含め毎日販売という事で、初めてご対面と相成った訳なのです。

ライ麦パンと言うとドイツパンのイメージですが、こちらはおフランス風?ないかにもカンパーニュスタイルのライ麦パン。

ガリ命の私としては、このひび割れたようなクラストにそそられない訳がありません。

店頭では丸ごと並べられていますが、ご覧のとおり1/4カットから買うことが出来ます。

お品を受け取ったら即袋に顔を突っ込む私。
スハースハー…。

ああっ!
この胸キュンな酵母の酸味の薫り、ライ麦のどこまでも豊潤な粉の薫り、ああもうこれ間違いないヤツ、これ間違えたら幼稚園からやり直す!

ぱくり。

あああ!

しっとりと蒸しパンのようなクラストはちぎる指先にねっとりくっつく程に含水率が高く、これを焼きが甘いと言う人もいるかもしれないけれど私はこの女々しいようなクラスト、かなり好きです。
味わいはまるで出汁の味。
甘味とか塩味とか、そういうのではなくまさに旨味。ただただ己の細胞が、美味しい美味しいとざわめくのです。

そして大本命のクラストは、もう期待どおりにバリバリで、それでいながらやはりみっしりと瑞々しさを感じる凝縮された粉の旨味。
膨らんだ上面も、焼き込まれた底面も、噛めば噛む程に迸る旨味に我を忘れて貪ります。

ああもう本当に美味し過ぎます。
次はホールで買って丸齧ろう。

ごちそうさまでした。

キャロットブレッド@プルクル

代々木villageにある可愛いパン屋さん、プルクル。
メインがベーグルやフォカッチャ系で、ちょっと私の好みと方向性が違うので、なかなか買うには至らないパン屋さんでしたが。
冷蔵ケースでこんなコ発見!

キャロットブレッド(380円)です。

キャロットケーキではなくキャロットブレッドであるところに何かこだわりが?

店員さんに聞いてみましたが、普通にキャロットケーキだそうな。

けれどけれど、出会えて嬉しいキャロットケーキ、否キャロットブレッド。

見るだけで幸せになるんですよね~。

ぱくり。

ふわっ…。

ああ、このホロッとしたライトな食感、理想的ですね。
粉っぽいまでは行かないながら、しっとりリッチなケーキを目指していない素朴な生地。その中には目視できる程みじん切りの色鮮やかな人参がいっぱい。もちろん胡桃やレーズンも入っています。
スパイスは風味補完的な然り気無さ。
やはりパン屋さんだけあって、粉の味を大切にしていますね。いかにもプルクルって感じのナチュラルで優しい味わい。

クリームチーズは素材感のある自然な酸味。ちょいねっとり目でもう少し柔らかいほうが生地とは馴染みやすいかも。

美味しいし、身体に良さそうなキャロットブレッド。お子さんのいるお母さんとかに一番イメージ合いますね。
ただそれだけに、個人的にはちょっと物足りない感じもします。
「自分で作れそう」と思わせないもう1つ何かが欲しい。

ごちそうさまでした。

プラリネ・ノワ@トレカルム

そして今回、一番のヒットだったのがこちら!

プラリネ・ノワ(648円)です。

クルミマカダミアナッツ、ヘーゼルナッツの組み合わせ、と来ればときめかない筈がありません。

ぱくり。

ああっ!

もう思いっきり大ヒット!!

大きな半割りマカダミアナッツが丸ごと感覚でゴロゴロ入っているヘーゼルナッツムース。ガリガリゴリゴリめっちゃ砕けて脳まで響きます。
と、気付けば実は、周囲にバリバリにコーティングされたナッツチョコ。これが、側面だけでなく、底面まで覆っているのです。これもまたガリガリ食感を更に演出。
土台には焼き込まれたクルミがこれまた大きくて味も食感もこれでもかという存在感。

断面図。

このガトー、とにかく芳ばしいなんてものではありません。何度も書きますがガリガリゴリゴリ、思いっきり食感を楽しむガトー。が、それだけでなく、しっとりとしたナッツクリームが素材感溢れるナッツを繋ぎ口溶けのまろやかさを補い、勿論自身の濃厚な味わいを以て後口に余韻を残します。

そしてさすがにこれだけだと男前過ぎてしまうところにトップのアプリコットジュレがキュインとガーリーなアクセント。

これは私のオーダーメイドか?と思うばかりにど真ん中。
ナッツ好きさんには是非是非一度食べて欲しいです。こんなにナッツの魅力を満喫できるガトーはめったに無いです。
定番化超大希望です。

ごちそうさまでした。

カフェ・ジヴァラ@トレカルム

トレカルムから新作、しかもコーヒー!

カフェ・ジヴァラ(648円)です。

コーヒーとミルクチョコ、バナナの組み合わせとのこと。
ちょっとヘビーそうではありますが、コーヒーものなら試してみずにはいられません。

ぱくり。

!!!

めっちゃコーヒー!

この手のケーキって、期待してもチョコ勝ちでガッカリなことが多いのですが、これは一口目にしっかりコーヒー味がガツンと来て逆にびっくり。

そして二口目、到達したバナナが口に広がるそれはまるでスパイスのような特有の香りと甘味、コーヒーの延長線に自然と絡み繋がって行きます。

断面図。

土台はこれまた漢気溢れるナッツ感の有るビスキュイ。が、これは完全にボディが主役。コーヒー、バナナを支えるミルクチョコはミルクとは思えないねっとりとしたカカオの濃ゆさ。生チョコなんて可愛らしいものでは有りません。
味としてコーヒーやバナナを感じつつも常に圧倒的なショコラの存在感を食べ進める程にひしひしと感じます。が、それを煩わしくさせないところが流石ですね。

濃厚なチョコが好きな人には、是非試してみて欲しいガトーです。
ショコラの魅力の新たな側面を感じて頂けるのではないでしょうか。

ごちそうさまでした。

サンパ@トレカルム

続きましては愛媛県産ブラッドオレンジと天然アカシア蜂蜜のガトー。

サンパ(626円)です。

柑橘も蜂蜜も大好き、これらを使ったデザートも大好きと来ればこれは絶対好きなヤツ!
が、蜂蜜と言えばムース系を想像してしまう私としては、個性的なゴツっぽい見た目に?と♪が入り交じる気持ちでいっぱい。

ぱくり。

!!!

下層はこれまた昨日のものとは異なるタイプのタルト生地。ビスケット台は焼き込みも強く、みっちりと重厚で固めのアーモンドクリームが厚く重ねられています。

その上にはホワイトチョコガナッシュ。乳臭さの無い濃厚なガナッシュで、バタークリームのようなインパクト。が、これが意外にも味わいの芯となり、タルトの粉っぽさや味の強さと上層の味わいを繋げる緩衝役にもなっています。

ガナッシュの上には薄く蜂蜜クリーム。更に上にはブラッドオレンジとアプリコットの蜂蜜のコンポート。これもまた甘過ぎさせることなく凝縮された味の濃さ。爽やかさよりフレンチのソースを彷彿させる力強さが有ります。

トップのデコレーションクリームも勿論蜂蜜風味。
こちらはホッとさせるような軽やかな蜂蜜の甘さとふんわり感が、ギリギリまで重厚さを保っていたガトーに飛翔感を持たせ、最後の最後で初夏らしい清々しい後口を演出します。

これは想像以上に複雑で芸術的なガトーです。
オレンジと蜂蜜という、キュートなイメージとは異なるいい意味で「重たさ」の有るガトー。
何度でも味わいたくなる逸品です。

ごちそうさまでした。